自分方位研究所

日々の活動記録

認知症が疑われる高齢者の独り暮らしについて

自分の母親(86)が認知症となり、特別養護老人ホームに入居して一息ついたところですが、我がマンションでも認知症が疑われる、独り暮らしの高齢の方の見守りが必要になってきました。

 

きっかけは、ゴミ出しルールを守れない人が出てきたということ。

わたしの市では、可燃物ゴミは、専用のゴミ袋を購入する必要があるのですが、このところ、数回に渡って、普通のビニール袋に、生ゴミ、衣類、紙屑、金属などが混ざったものを出されるという状況が発生しており、管理員さんを困らせておりました。

それで、今日、そのゴミを出された方がわかったとのことです。

いつもキチンとされており、任意参加の町内会にも加入されていた方ですが、町内会も4月からの新年度には継続加入せず脱退するとのことで、新年度のメンバ表にも名前はありませんでした。

数年前にご主人を亡くされ、現在は独り暮らし。

さてどうするかということですが、その方と仲の良い人に相談したところ、同じマンションに、民生委員の方がおられるので、一度相談してみますとのことでした。

 

同居の家族がいれば、病院に連れていくなり、包括支援センターに相談するなりできますが、家族がおらず、独り暮らしの方が認知症になった場合、どうするのかというのが問題になってきます。

家事全般、日々の生活、買い物、そして火の元の始末。

うちの母親も夜中に起きだして、お湯を沸かして、そのまま寝てしまったということが何度かあったと父親が言っておりました。父親がいたから火事にならずに済みましたが母ひとりだとどうなっていたことか・・・

自分自身は何ともないと思っているので、自分から進んで包括支援センターに相談するということはまず無いと思います。

で、そういう場合どうするのかというと・・・どうするも、こうするも、先ずは、周囲の人が気づいてあげないと、どうしようも無いみたいです。

 

今回は、その高齢の方のお友だちが民生委員の方に相談するとのことでしたので、そこから公的機関による見守りにつながっていくことを期待したいです。

実際のところ、このような問題は一般的にどう対応されているのか・・・

東京都では・・・

www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp

 

その中に、ガイドブックがありましたのでリンクを載せておきます。

高齢者等の見守りガイドブック - 東京都福祉局

 

これを読むと周囲の「見守り」がとても大切だということがわかります。

自分の家族だけでなく、近所のお年寄りに対しても変化に気づいてあげることが大切。

しかし、異変に気づくには、普段から接している必要があるわけで、日常の挨拶など、ちょっとした心遣いが大切なのだと改めて思いました。