自分方位研究所

日々の活動記録

英語で身を立てる!3年で英検1級合格への独学ロードマップ。さらにその先を目指す「子育て主婦の英語勉強法」主婦以外にも絶対効く。

2回目の英検2級不合格通知を手にしてから50日が経過しました。
次回の受験は見送り、基礎からやり直しと決めたはいいものの、その後の英語学習はさっぱり。受験のプレッシャーが無いと英語の勉強優先度は最低レベルにまで下がるというのが良くわかりました。これではいつまでたっても上達は見込めません。私の反省話は「知らんがな」で横に置いておいて。
どうしたものかなぁ・・・といつものように図書館に行き、英語学習の棚を見ていると、
「子育て主婦の英語勉強法」
という本を見つけました。奥付を見ると2002年4月発行。著書紹介を読んでみると、著者の青山静子氏はこの時点で既に、女性が英語で人生を切り開く著書をいくつも出しておられます。

主婦向けの英語学習指南書かぁ・・・と拾い読みしていくと、英語学習上での、家事の効率化、子供に寂しい思いをさせない秘訣や、夫を説得する方法など、主婦ならではの悩みをどう解決するか等が著者自信の経験を元に語られています。

しかし、主婦であれ、ビジネスパーソンであれ、英語をものにするという目的は同じ。習得しなければならない学習内容に違いはありません。

本書の題名は「子育て主婦の・・・」となっていますが、英語をモノにしたい人なら誰が読んでも計画的な学習方法の参考になると確信します。

英検2級に落ちる私なので、英検1級超えの勉強方法までは手が回りませんが、

・まずは中学高校英文法。半年から1年以内にマスター。だらだらやらない。
・英作文の訓練は、英文法をマスターしていないと効果無し

この2点を肝に命じました。
初心者を脱していない私には、このアドバイスで十分なのですが、本書48ページには、”本気で3年間で英検1級レベルに達するための「独学メニュー」”というタイトルの表が載っています。「本気で3年間」という見出しに背筋が伸びます。このメニューによると、1年目で 英検2級レベルに到達。2年目で準1級レベル。3年目で1級レベルに到達。

訓練の内訳には、文法、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、語彙の増大 と各年度ごとにやるべきメニューが載っているのですが、文法学習だけは1年目。2級レベル到達の欄に「中学英文法/高校英文法」の記載があるのみ。2年目、3年目の英文法学習の欄は空白になっています。

ということは、英文法学習は英検2級に到達した時点でマスターしていることが必須。
英検2級合格を目指す私の今後の学習は、とにかく英文法に力を注ぐことになります。

本書後半は、英語を使っての仕事について。
・児童英語教師
・受験生英語講師
・成人英語講師
・通訳ガイド
・翻訳・・・翻訳については翻訳家(山本やよい氏、藤沢邦子氏のインタビューも掲載)

そして、留学についても!
著者47歳での留学経験について詳細に語られています。

繰り返しになりますが、本書は、題名こそ「子育て主婦の・・・」とありますが、英語をモノにしたい人なら、そのレベルに関係なく、学習から仕事までの英語に関する一連の流れが見渡せる本だと思います。

学習に役立つ、参考書、ウェブサイトも多数掲載。ただし、2002年当時での情報です。ただ、20年経過した現在でも読まれている本であれば、長年に渡って読まれてきた良書ということなので、学習の友として期待が持てます。

英文法参考書として紹介されている一つに、『安藤貞雄著「改訂版 基礎と完成 新英文法」(数研出版)  1390円』が載っていました。この本は、その後絶版になり、2021年に復刻版が開拓者より出ました。私もこの復刻版を所有しており、改めてこの文法書でやっていこうと決意を新たにしました。

 

最近、どうにも英語学習に注力できない。優先順位が落ちてきているという方にとっても、自己啓発書的な力も持っている本です。「やる人はここまでやります」という実例を見せつけてくれますので、英語学習意欲の起爆剤になること請け合いです。