5月12日に明石大橋を渡ってから、題名だけの(作成中)記事を連発。完成された記事を書くのが難しくなってきました。
悩んだときは「図書館」ということで、散歩を兼ねて図書館内を歩くことに。いや、殆ど立ち止まりでそれほど歩数は稼げないですが、とにかく何かヒントはないかと書架をうろうろ。
考えろ考えろとつぶやきつつ、考えるな感じろだっけ?・・・いやいや、背表紙を見て「考えて」いくのだ・・・と考えつつ、あの本この本とペラペラやっていくうちに、ムムっ!「こうやって、考える。」という題名の本を発見。「どうやって考えるのん?」と本に考えてもらうことにしました。
著者の外山 滋比古氏は「思考の整理学」が有名。私もはるか昔に読んで、メモを寝かせて書き直して作っていく「メタノート」の考えは、ずっと頭の隅に残っていました。と言っても、私の場合はメモは書くけど書きっ放しで、いつまでたっても2軍メモ、戦力外メモが増えるだけ。
本書は、外山氏の著作から「発想力や思考力を磨くヒント」になるものを拾いだしたもので、「知的生活」を送る上での考え方が150の単文に簡潔にまとめられています。
1項目1ページ。ゆったりした構成で、余白も十分にあり、読んで、自分なりに考えつつ、ゆっくりと読み進めるというのがよさそう。
図書館の本でなければ、その余白に思いついたことをメモしたりして読んでいくのもいいのかもしれません。
目次を見て、気になる箇所から読んでいくという読み方でもいいと思います。
小さい本で、しかも文字数が少なめなので、最初から読んでいっても全部読むのにそれほど時間はかからないかと。
新聞の読み方へのヒントもあり、見出しを頼りに読みたい記事を探す方法や、新聞記事を間に受けない、論説は威張っているのが気に入らないなど、新聞も、ちゃんと自分の頭で考えて読んでいかねばならないと考えさせられます。
本書は、著者のガイドブック的な側面もあるので、さらに深く知りたいということであれば、本書の引用元の本に進むのも良いかと思います。
出典一覧を眺めると、以前読んだと思われる題名がいくつか並んでいました。ただ、内容は殆ど思い出せないので、私の読書はこの程度・・・再度読む必要ありです。