自分方位研究所

日々の活動記録

久しぶりに図書館で書評を借りる

先日、返却期日が迫った本を散歩のついでに返却ということで、借りる本を決めずに図書館に行き、書架をぶらぶら眺めておりました。

土曜の午後。我が市の中央図書館。もっと人がいてもよさそうなのにガランとしていて、平日の閉館間際のような静けさ。本を読む人が少ないのか、借りるより買う派が多いのか・・・
このご時世だし、本は図書館のネットで予約して取り置きしてもらい、滞在時間少なく、ちゃちゃっと借りて帰っていくのかな。そうかもしれない。

それはいいとして、ノウハウ本とか自己啓発書とか英語の勉強本とか、最近はそんな本ばかりを借りてきては、消化不良で返却・・・ということを繰り返しておりました。

そんな中、久しぶりに書評を借りてきました。
写真参照・・・Gmail本は横において・・・

・徳永圭子著「暗がりで本を読む」
・荻原魚雷著「中年の本棚」

f:id:k-emu:20220326231603j:plain

私が本ブログで投稿する本の紹介は、目次を詳しくしたような、あらずじがほんのちょっとわかる程度の面白みの無い、「書評」とはほど遠いものでありますが、私が引きつけられる書評というのは、著者の生活が、そこから感じ取れ、著者の日常とその紹介する本が何らかの形で結びついているというようなものであることが多いです。

今回借りてきた2冊もそういった感じのする書評でした。

徳永圭子氏は書店勤務で、書評の間から勤務時間中の様子なども垣間見れて楽しい。また、本書のための書き下ろしエッセイも掲載されており、本編を読む前にそちらを通しで先に読んでしまいました。

荻原魚雷氏の「中年の本棚」は主に著者40代の頃に書かれた連載モノ。題名どおり、「中年」を題材にした本の紹介。著者の実生活と紹介される本がどれも見事に溶け合っており逸品。読んでいて面白い。いや、まだ拾い読みの段階なのだけれど、何処を読んでも、中年の悲喜こもごもが如実にわかる。たぶん30代以下の読者だと読んでもピンとこないかもしれないです。R40指定の本。

紹介する本を読者に読ませようという気にさせるのが書評であると思うのですが、この2冊で紹介された本、読みたい本が何冊も見つかりました。

図書館通いは、まだまだ続きます。