自分方位研究所

日々の活動記録

英語リーディング教本

在職中は、職場で定期的に開催されるTOEIC IPテスト対策として「中学英語でTOEIC・・・」といったテキストや公式問題集で勉強していました。どうにも、テストにあおられているようで、とにかく得点ゲットのテクニックを!という感じです。しかし成果が出ない・・・ということで、退職後は、中学1年から3年までの学習内容が参考書兼問題集として1冊にまとまった本を繰返しやっておりました。その他に、中学1、2年レベルの音読教材も。

この学習で英語技能が伸びたかというと、どうも「はい」とは言い切れず、時間をかけている割には納得のいく成果が出ているとは思えません。学習教材以前に、学習のやり方にも問題があるのだと思います。それに、学習したという実感が全く無く、中学1、2年レベルの英文を読んでも、何度も繰返し読んでいて理解している英文でも、黙読すれば文字が並んでいるだけ、音読したり、音声を聴いてもそれぞれの単語は聴き取れるのに、文章全体としては、ただ単に「音」としか聞こえてこないのです。

というような学習をもう2年ほど続けておりましたが、さすがにこのまま何年やろうともこのままだと気づき、なんとかしないといけません。

そこで改めて、英語学習方法を調べていくことにしました。

そんな中、大学受験予備校講師の書かれた勉強法の本の中に、お勧めとして「英語リーディング教本」という参考書が紹介されていました。略して「リー教」。

この「英語リーディング教本」は300ページあるものの、その中で暗記すべき箇所は40数ページだけだと。その他の解説は省略してよいから、とりあえず暗記すべきところだけは完璧に暗記しろというものでした。

「英語リーディング教本の学習方法」をネットで検索すると、やはり、同じように40数ページを暗記しなさいと言っています。

ということで、早速「薬袋善郎(著)英語リーディング教本」を買い求めました。

 写真左は、「英語リーディングの奥義」。「英語リーディング教本」の解説本です。f:id:k-emu:20200513172109j:image

この本の著者自身も、この40数ページは暗記せよと言っていますが、より良く理解するには、解説も読めと。だた、解説を読んで終りとせず、暗記すべきところは完璧に暗記せよというスタンス。

まだ最初の方を読み始めただけですが、この本、変わっています。

先ず目次。普通、目次といえば1ページから順にページを追って学習項目が並んでいますよね。私も、学習計画を目次を使って作ろうとしたのですが、この目次がページ順に記載されていません。

  • 品詞と働き
  • 活用と動詞型
  • 準動詞
  • 従属節
  • その他

という大きなくくりで、ページがバラバラに並んでいます。
(各項目毎では、ページの若い順に並んではいますが)

ただ、今の私にはどうしてこのようなくくりになっているのかがよくわかりません。
これも学習を進めていくうちに理解できてくるものと信じて頑張りたいと思います。

あと、この学習方法では、英文を返り読みするくせがついて駄目なのではないか、SとかOとかを考えながら読んではたして、TIMEやNewsweekを早く読めるようになるのかといった疑問に、著者自身の読み方を例に挙げて答えています。

それは、品詞をいちいち考えず、意味だけを考えて読んでいると。しかし同時に構文のことを頭の片すみで意識はしているとのこと。そうして読んでいき、難解な文に出会ったときにのみ構文について考えることが意識の表面にあがってくるのだそう。
そして上達するに従って、品詞を考えることなく読み続けられる時間が長くなってくるのだとか。

本書を最後の方まで実践した人が試しに中学校の本を読んでみると、このことを実感できるということでした。

クルマの運転と同じなのかなという気がします。

 

「リー教」に続いて、そのガイドブック的な位置づけの本「英語リーディングの奥義」も本日届きました。品詞分解による学習の疑問や、学習の進め方について書かれています。この本も読みつつ「英語リーディング教本」の学習を進めていきたいと思います。