自分方位研究所

日々の活動記録

「頭部リンパ流しで髪が増えた!」を読んで洗髪方法に開眼

「頭部リンパ流しで髪が増えた!」美髪堂店主 横田有里惠 著 を読みました。

リンパ節が腫れるっていうのは聞いたことがあるけど、リンパ流しって何じゃろか?

というのが本書の題名を見て浮かんだ疑問でした。

で、読み終わった感想ですが、読んでよかったー。

どういう内容かというと、頭皮の下にもリンパ管が張りめぐらされており、これらリンパ管の周りに堆積した老廃物を頭皮マッサージによりリンパ管の流れを良くして、老廃物を少なくし、頭皮を髪が育ちやすい環境に改善するというものです。

それと合わせて、育毛に適した洗髪の方法も解説されており、頭皮マッサージと洗髪、この両面から髪を育てていきましょうという内容になっています。

髪を育てる3本柱として

・頭部リンパ流し
・減シャン
・脱コーティング剤

を挙げられています。詳しく言うと

・頭部マッサージにより、頭皮下の老廃物を減らす
・洗髪時のシャンプー剤の使用量を減らす
・トリートメント、リンスなどに含まれるコーティング剤を避ける

 

マッサージの方法は、説明された通りにやるとして、減シャン、脱コーティング剤が目からウロコというか、衝撃的でした。

 

アタマの脂、頭皮脂は、頭部を守るために必要で、きれいに洗い流せば、その分を補おうとしてさらに生成されるそうで、その際の栄養は髪をつくる細胞と折半。本来なら髪をつくる細胞にまわされていた栄養が、頭皮脂をつくる分にまわされるため、髪の発育が遅くなるなどの影響がでてきます。

頭皮脂の生成にまわす栄養を髪の発育にまわすためには頭皮脂を除去し過ぎないようにすればよく、そのためには過度なシャンプーを減らす「減シャン」が効果的。

今までジャンジャン、シャンプーをしていた人が、いきなり減シャンすると、頭皮脂は今までどおり生成されるので、頭皮がべたべたになりがち。そこで、少しずつシャンプーの量を減らしていくことにより、頭皮脂分泌も少なくなっていく。

最終的にはシャンプーをまったく使わない「湯シャン」が理想的なのだそうですが、そこまで無理な人は「湯シャン」と「減シャン」を交互にやればよいのだとか。

あと、シャンプー後のリンスなどは使わないのがよいのだそう。毛穴がコーティング剤で塞がれて、皮脂の分泌ができなくなり、頭皮を健康な状態に保てないため。

どうしてもトリートメントは外せないというのであれば、コーティング剤を使っていないものを使いなさいとのこと。

私自身は、シャンプーも50~100倍くらいに薄めて使っていますが、それでも毎回ゴシゴシと2度洗いします。もちろんシャンプーのあとはトリートメント使用。

本書を読んだからには、もう今までのような洗い方はできません。とりあえず、本書の通りにやってみて、様子をみることにします。

 

私のつたない説明ではうまく伝わらないと思いますが、現状の髪の状態に不安があるということであれば、一度本書を読まれることをお勧めします。

写真や図が多くあり、読むのにそれほど時間もかかりません。なんなら書店での立ち読みでもエッセンスをくみ取ることは可能かと。

 

とはいえ、このやり方に賛同する人が増えれば、シャンプー製造会社の商売あがったりという状態になるかな。

いやいや、そうなる前に「シャンプー使ってちゃんとトリートメントしないと髪が抜けますよ」と政治家がつぶやいたりするようになるのかも。