ガンと診断され、「今すぐ治療を始めなければ余命・・・」と言われたとき、果たして自分は、医者に頼らずに自分で治す道を選べるのだろうか。
本書の題名は、「ガンになったら読む・・・」とありますが、なるべく、ガンと診断される前に読んでおきたい本です。
抗がん剤、放射線、手術・・・だけがガン治療の全てではないということを知っておくだけでも選択の幅はぐっと広がるのではと思います。
本書は、ガン治療を医者に丸投げするのは、地獄行き列車に乗るようなものという立場で、10冊の本を紹介しています。
また食事についても、ファストフードの食べ過ぎは健康に悪いとは、誰もが知っていることですが、毎日の食事に気をつけることがいかに大切かということも、改めて知らされました。今まで何も考えずにいたことを反省せずにはいられません。
本書では、ガンの治療や予防に関して以下の10冊が紹介されていますが、詳細に解説されているので、本書だけでも十分な知識を得ることができます。
・医者が患者をだますとき / ロバート・メンデルソン著
・「薬をやめる」と病気は治る / 安保徹(新潟大学大学院医学部教授)著
・病気にならない人は知っている / ケヴィン・トルドー著
・癒す心、治る力 / アンドルー・ワイル著
・新版・ぼくが肉を食べないわけ / ピーター・コックス著
・新・抗がん剤の副作用がわかる本 / 近藤誠(慶応大学医学部放射線科講師)著
・ガン食事療法全書 / マックス・ゲルソン著
・「ガン・治る法則」12カ条 / 川竹文夫(NPO法人「ガンの患者学研究所」代表)著
・ガン絶望から復活した15人 / 中山武(NPO法人「いずみの会」代表)著
・病院に行かずに「治す」ガン療法 / 船瀬俊介著
現在健康な人は、ガンなんて関係無いと思われるかもしれませんが、食生活の見直しなど、健康な時にこそ読むべき本だと思いました。