自分方位研究所

日々の活動記録

「薬袋式英単語暗記法」を読む

「英語リーディング教本」の著者、  薬袋善郎氏が作成した単語帳です。これまた、図書館で借りてきました。「おいおい、単語帳くらい借りずに買えよ!」と言われそうですが、まったくそのとおり。言葉もありません。図書館で借りてきた本は丁寧に扱い、書き込み切取りなどもってのほかです。

なぜ借りてきたかというと、本書の題名ですが「英単語暗記法」となっています。大半のページは2000語の英単語帳なのですが、題名の示すとおり、「暗記法」を知りたく、先ずは借りて読んでみようと。

実際のところ、暗記用の単語帳はそれこそうなるほど持っており、どれも中途半端なままでやりっ放し状態です。これ以上単語帳を買ってもまた本棚の肥やしになってしまうと思うと、新しく買うのもためらわれます。
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冒頭の約50ページほどが、本書の使い方というか、英単語の暗記方法について細かく記載されています。

本書が採用する暗記方法は、一般にスペースド・リハーサル法と呼ばれるもので、一度暗記した後、完全に忘れきる前に何度も復習を繰り返し、記憶の鎖を強固にする暗記法です。新しく暗記する語数よりも、復習する語数の方が、日を追うごとに増えていきます。

本書のスゴイところは、「繰り返して憶えてくださいね」で終わらせるのではなく、暗記スケジュールの立て方と実際の暗記作業を、チェックシート(本書では「暗記シート」と呼んでいます)を作成して管理していくという、暗記学習の見える化を提言しているところです。

暗記作業は毎日継続して続けることが前提ですが、人間だものできないときもあります。この場合、1日やらなかったとき、2日やらなかったとき、5日、10日以上やらなかったときの再スケジューリングの方法についてもチェックシートの見直しや修正方法について、細かく指示されています。

また、一つひとつの単語の暗記方法についても、声に出して憶える場合は、英単語-日本語の順で発音と意味の間に間を作らず、続けて言い切るなど、具体的に指示がでています。

本書の掲載単語は2000語。1日あたり10語程度を7ヶ月半で完成させることを目標にしています。

本書のチェックシートを使っての暗記方法は、チェックシートを作成すると、日々のノルマが明確になって、進捗が一目瞭然なのですが、学習を始める前からその大変さに圧倒され不安になってきます。ただ、始めてしまえば、あとはスケジュールどおり淡々と進めていけばいいわけで、この方法を信じて、始められるかどうかが運命の別れ道という気がします。

この本の真価暗記手順は理解できましたので、先ずは手持ちの単語帳を制覇し、ゆくゆくはこの薬袋式単語帳も制覇していきたいと思います。