ゴールデンスランバー韓国版。どうしても2010年に堺雅人主演で公開された日本版と比べてしまうが、主人公の宅配ドライバーが無実の罪を着せられて逃げまくる基本的なストーリーは同じ。
主人公の父親も日本版と同じく、頑固だが息子を信じて「逃げまくれ。捕まるな」とテレビのインタビューでカメラに向かって息子に檄を飛ばすシーンも胸を熱くする。
細かなストーリーとエンディングのまとめ方は異なる。
日本版はわりと静かな終わり方で、もうちょっと権力に一泡吹かせてやりたい!って観ている方は思うのだけれど、韓国版はこの辺をうまくやってくれて、うれしいエンディングとなっている。
日本版では警官に取り囲まれた堺雅人が、マンホールの穴に逃げ込むシーンがあるが、韓国版ではマンホールから、ひょっこり出てくる。このあたりもマンホールの使い方の比較も興味深い。
とても面白かった。日本版も再度観たくなった。原作も読んでみたくなった。観て良かったと思える映画でした。もう一回、観てみるかなぁ。