PCを新しくしたりしたときなど、旧PCで作成したデジタル署名の入ったファイルを開こうとすると、マクロが有効にできないという事態に陥ることがあります。 今回、何年も前に作成したマクロ入りのExcelファイルを開こうとして、マクロが有効にできず、困ってしまいました。はるか昔に作成したデジタル署名のことなどとうに忘れてしまっており、どうしたものかと、しばらく途方にくれておりました。
Excel でデジタル署名の無い、マクロを含むファイルを開くと、「セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」とのメッセージが表示されます。
「コンテンツの有効化」ボタンをクリックします。
「Microsoft Excelのセキュリティに関する通知」が表示されるので
「マクロを有効にする」ボタンをクリックすると、マクロが有効になります。
ところが、デジタル署名の期限が切れた、もしくは使用しているPCに該当するデジタル署名が無い場合にファイルを開くと、同じく「セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」とのメッセージが表示されますが、その隣には。「オプション...」のボタンが・・・
「オプション...」ボタンをクリックすると
マクロを有効にするボタンは無く、ただ、OKとキャンセルのボタンがあるのみ。OKボタンをクリックしても状況は変わらず、マクロは無効になったままです。
マクロを有効にするには、古いデジタル署名をファイルから削除する必要があります。
先ずVBEを開きます。
手順は、Excel を開いた状態で、[ALT]キーと[F11]キーを同時に押します。
VBEが開いたら、上部メニューから「ツール」を選択し、「デジタル署名」をクリックします。
デジタル署名ウィンドゥが開きます。次に、署名欄の[削除]ボタンをクリックします。
すると、デジタル署名が削除されました。 [OK]ボタンをクリックします。
Excel ファイルに戻り、上書き保存して一度閉じます。
これでこのファイルから、デジタル署名が削除されましたので、次回このファイルを起動するときは、「マクロの有効」を選択して起動します。
無事、マクロを有効にして使用することができました。