INAXのロゴが入ったタンクです。30年来の使用。ここから、数年に渡ってピチョンピチョンと音がしています。給水が止まりません。
久しぶりにフタを開けてみます。陶器なので重いです。上部に付いている手洗い部分に水を供給するゴム管が接続されているので抜き取ります。
以前、フロートの浮きが足りないのかと考え、浮き玉にプチプチシートを巻きつけ、浮力を増大させています。
手で、フロートを上まで上げると、給水は止まるので、浮力が足りないとずっと思っていたわけです。
ちょっと浮き玉を外してみました。
浮き玉を外した状態。
別の浮き玉を買ってあったので、取り付けてみます。
金属のアームは既存のを使うので、こちらの新しいのは使いません。
さて、接続して給水開始。
しかし状況改善せず。ずっと給水され続けます。
また元の浮き玉に交換。
タンクのフタです。裏から見た状態。
結局、浮力は関係無し。
タンクを満水にして、水栓を止水すると、チョロチョロ音は鳴りません。そのままばらく様子を見ることにしました。
15分ほど経過すると、何と、水位が下がっています。
タンクの底には、ボール状の弁(ゴム玉)が付いており、これで便器への水の流れを制御しているのですが、弁が閉じているにも係わらず、水が便器に少しずつ流れ出しているのでした。
しかし、便器側を観測していても、水面は静かで、タンクから水が流れている状態は確認できません。
とはいっても、タンクから水が漏れているのは確かで、そのため、満水にならずに、ちょっとずつ給水されているという状況のようです。
トイレタンクについて調べてみると、
ゴム玉をさわって手が真っ黒になるようなら、ゴム玉が劣化しており、漏水する可能性があるとのこと。
実際にさわってみると手は真っ黒になりました。
で、ゴム玉についている黒いのを除去しようと布で拭ってきれいにしたところ、チョロチョロ音がさらに大きくなり、余計に水漏れがひどくなりました。
というわけで、ゴム玉を交換すれば、水漏れも無くなり、チョロチョロ給水され続けるのも改善されるのではということが判ってきました。
気づくのが遅すぎです。もう4~5年は、こんな状態が続いているはず。どうりで水道代も高くなっているわけだ。物価上昇のせいではないです。