自分方位研究所

日々の活動記録

認知症の母親。アレクサで見守り

母(85)が認知症と診断されて1年6か月が経過しました。

毎日朝と晩。食後に認知症の薬を飲むタイミングで、母の介護をしている父からアレクサコールがあります。父だけでは、飲ませようとしても飲まないことが多いので、私がアレクサのテレビ電話で、薬を飲むように誘導しています。

 

母が認知症になる前は、長らく炊事洗濯など家事一般から家計管理。父の年金管理まで全て母が取り仕切っていました。父は母の管理下にあったと言ってもいいくらいな感じです。

管理下というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、父は自分で考えるのを放棄してしまっており、なんでも母任せにしているなぁというのが私の感想。

母も頼れるのは自分自身のみということで、父をあてにはしていないようでした。

母が認知症になってしまっても、このパワーバランスは変わらず、父の言うことはあまり聞きません。

 

しかし私の言うことは、ほぼ素直に聞いてくれますので、認知症の薬だけでは是非とも飲んでもらいたいので私が遠隔で立ち会っています。

 

で、毎朝晩、薬の服用に立ち会うわけですが、基本的に毎回、「初めて薬を飲み始める」というふうに認識しているようです。

・この薬はなに?
・飲まないといけないのか?
・錠剤は噛んで飲むのか、丸飲みか?
このような質問をしょっちゅうしてきます。

この薬はなに?と聞かれて、父が「頭がシャキッとする薬」とか言うと、私はシャキッとしていないというのか!と怒りだします。

そこで私が、「体の調子を整えるやつだよ」と言い直し納得させて飲んでもらったりします。

 

まぁ、自分に置き替えて考えてみると、ある日突然、わけのわからん薬を飲めと言われたら、身構えてしまいますよね。何の薬か、飲まないといけないのか、知りたくなります。

それと同じ状況が母には毎日起こっていると考えると、毎回ちゃんと説明する必要があるなぁと思います。

 

徘徊するお婆さんのイラスト(認知症)