きょうも夕方から散歩に出かけてきました。朝から座りっぱなしで・・・といっても仕事に励んでいたわけではなく、どうにも眠く机に突っ伏してしまい、気がついたら夕方になっており、体が固まってしまいそうだったので外が明るいうちに歩いてこようというわけで出かけたのでした。
早起き連続○○日達成!なんて喜んでいますが、早起きはできるようになったけれど、日中帯が体調不良ではどうもいけません。
これが今日のお題と何の関係があるのかというと・・・特にないのですが・・・
どんよりとした梅雨空の下、いつもの線路沿いを歩きながら、ふと「春の電車」という季節外れの詩が浮かんできました。小学校の国語の教科書に載っていたのだと思います。
「春の電車 春の郊外電車 白いつり皮 ぶらん ぶらんしている・・・」
この部分だけ覚えていたのでした。
(この写真は京王高尾線。高尾山口駅へ向かう車窓から終点手前進行左側の景色。手持ちの写真で、白い吊り革の写っているのを探してきました。グーグルフォトで、「電車」で検索をかけると、自分が写した電車関連の写真を拾い出してくれます。ちなみに「吊り革」では駄目でした)
で、「春の電車」ですが、気になって帰宅後調べてみると、木下夕爾(きのした ゆうじ)という大正生まれの詩人の作品ということがわかりました。
「春の電車」という題名なのですが、白いつり皮は、「ぶらん ぶらん」ではなく「ぷらん ぷらん」しているのが正解。
私が使っていたのは光村図書出版だったと記憶しているのですが・・・
光村図書出版の歴代の教科書に掲載された文学作品名がわかる「教科書クロニクル」という光村図書出版のウェブページで探してみたのですが見つかりませんでした。昭和46年からの掲載なので、それ以前なのかもしれません。
小学校の国語の教科書。 思い返すと、作品の一部分だけ覚えているというのが結構あります。何度も音読させられたからでしょうか。学習する英単語がすべてこんなふうに覚えることができれば・・・
「春の電車」という詩は「春の郊外電車」という言葉ではじまりますが、この「春の郊外電車」という題名の小文が、光村図書出版に掲載されていた時代があるのを知りました。これは明日、取り上げたいと思います。