自分方位研究所

日々の活動記録

映画「今日も嫌がらせ弁当」を観る

「今日も嫌がらせ弁当」観てきました。昔は、可能な限り読んでから観る派でしたが、最近は観てから読む派、もしくは観っぱなし派となっています。
本作品も原作は読まずに観てきました。映画で、篠原涼子扮するお母さんが作る「最後のお弁当」を娘(芳根京子[)が開けるシーンは感動モノですが、原作ではどうなっていたのでしょうか。原作で大体こんなのが来るな、というのがわかっているより、いきなりあのお弁当がどーんと来る方がビックリと感動が大きいのかな。
また、お母さんが作る「キャラ弁」も多数紹介されていましたが、手の込んだメッセージ性のあるお弁当。もっと見てみたいです。ガゼン、原作も読みたくなりました。

 

映画は八丈島が舞台。反抗期の女子高生とその母親との、お弁当を通しての「バトル」が描かれています。
シングルマザーのかおりは、長女と次女を育て、長女は家を出て同じ八丈島で独り暮らし。次女は母親と二人暮らし。
その次女が高校生になったところから物語スタート。
反抗期の娘、何を言っても返事をしない、言うことを聞かない。それで母親は、娘に対抗すべくお弁当で反撃することにします。
娘が「うざい」と感じるような飾りつけのお弁当を作ることにしたのです。かおりは生活のため朝昼夜と仕事をかけ持ち。それでも忙しい中、クオリティを落とさず、「嫌がらせキャラ弁」を毎日娘に持たせます。しかし、娘もなかなかのもの。残さず食べ続けます。

娘が高校3年生になり、進路や恋愛に悩む中、うまくいかないことが色々出てきます。母親もお弁当でメッセージを伝えていきます。

この親子の日常を軸にして、母親が自作のキャラ弁をブログに紹介して、その読者とのやりとりもからめて話しが進みます。読者は佐藤隆太扮するシングルファーザー。幼稚園児のお弁当作りでアドバイスをもらいます。この若きお父さんの奮闘エピソードも含みつつ物語は進行。

親の心子知らずといいますが、親はいつでも子供のことを第一に考えています。
この映画を観れば、親の思いというものを子供なりに理解できるのではないでしょうか。
子供の反抗期というものは避けて通れないものですが、自分は大切にされているのだということを子供に認識させてくれる映画なのではと思いました。是非、反抗期の諸君に観てもらいたいものです。文部科学省の選定映画になってもいいくらい。
自分が高校生の頃を思い出しつつ、観ていました。私もお弁当、毎日持って行ってたなぁ。感謝!(^人^)