本書は1999年3月に発売された、ジェリー・ミンチントン 著「うまくいっている人の考え方」の続編で、「発展編」となっています。
2004年3月発行。出版社は、ディスカヴァー・トゥエンティワン
もう15年も前の本です。図書館で借りてきましたよ。
前著と同じく、ゆったりしたページ構成で、最初から最後まで一気に読むというよりは、ゆっくり時間をかけて、その日気になった見出しのページを読むというのがよさそうです。または、適当に開いたページを読んで、その内容について考えを巡らすとか。
全部で50項目のアイデア。見開きで一つの項目です。
大きくわけて、5つのジャンルで構成されています。
・視点を変えてみる
・自分と出会う 人と出会う
・ポジティブに考える
・ありのままの自分を見る
・自分の手で人生を創り出す
前著のテーマは、自尊心をどう高めるかについて書かれていましたが、本書では、著者が「はじめに」で述べているように、「よりよく考える」ということをテーマにしています。
この本でも、自尊心ということばがよく登場します。ただ、自尊心をどう高めていくかについては、ほぼスルーしています。
例えば、何かを改善するには、「自尊心を高めることだ」というふうに。自尊心を高める方法は、もう知ってるよね?というわけです。
自尊心についてもっと知りたいという方は、前著を読むことをおすすめします。
本書全体に流れているのは、
・ポジティブに考える
・自分の長所に目を向ける
・被害者意識を持たない
・過去や未来ではなく今を生きる
というもの。
過去の出来事や、未来の心配が、のしかかっていると感じる人には、良く効く内容だと思います。