自分方位研究所

日々の活動記録

細切れビジョンで、なんでもできる!

「細切れビジョンで、なんでもできる!」を読んでみました。

著者は、「朝2時起きで、なんでもできる!」の枝廣淳子さん。
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 題名と副題は、本書の内容をよく表しています。
本書の内容をざっくり一言でいうと、自分の目標を実行レベルまで細分化し、計画/実行/評価/改善を回して日々の生活のなかで目標を達成させる方法について述べられています。

自分の目標が、さっぱりわからないというのであれば、最初から読み進めていき、人生の棚卸しをして、楽しかった事、もっとやりたいことをあぶり出し、その中から具体的な活動の方向性、目標を明確にしていきます。そして、その目標を達成する上での小さな目標に分割し、それら小さな目標をさらに日々の生活の中で実行できるような活動レベルに落とし込んでいきます。

やりたいことがわからない人。
やりたいことをどうやって進めていけばよいのかわからない人。
計画を立てても実行できない人。
三日坊主になる人。

これらが気になる人は、本書のワークをこなしながら読み進めていくと、今まで自分がつまずいていた箇所がよくわかります。
目標の作成から、行動開始~達成まで、順を追って取り組むことができます。

本書のキモは、本の題名が示すとおり「細切れビジョン」。一つの目標を達成するのには、実際はやるべきことがたくさんあるわけで、それをなりゆきで実行していくのではなく、一つ一つの作業に個別のゴールを設定して、それが達成できたかを日々確認していきます。1日や長くとも1週間で完了する作業に分解します。そうすることで、個別のゴールがたくさんでき、PDCサイクルを何度も回すことで、改善の回数も増え、軌道修正も容易にできます。これが半年や1年経過しないと結果が出ないとなれば、反省や改善も半年や1年に1回となり、その方法で続けてよいのかの判断もそのくらいの間隔でしかできなくなります。それよりは、細かい時間でどんどん振り返った方が、進む方向の修正もこまめにできると思います。

振り返りを計画に入れておくことも大切。
できたこと、できなかったこと。どうすればうまくいくか。WHYではなくWHATで考える。
振り返りには、自分の中で三者会議(計画者/実行者/振り返り者)を実施する。というのも著者のアドバイス。

先ず最初から最後まで通読し、流れをつかんでから、初めに戻って、一つずつ順番にこなしていくのが良いと思います。