自分方位研究所

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やむなく会社を辞めて、「フリーで・個人で」仕事をする前に読む本

やむなく会社を辞めて、「フリーで・個人で」仕事をする前に読む本

佐藤建一著 明日香出版社 2011年9月 初版発行。

 

会社を辞める決心を固めるために読んだ本のうちの一冊。

会社を辞めても、転職して、またサラリーマンになる気はさらさら無かったので、書店で見かけジャケ買いです。今から1年前のことでした。
会社を辞めるとはどういうことなのか、現実の厳しさを指摘しつつ、しかし、恐れずに進みなさい的に背中を押してくれるというか、個人で働くことのイメージを教えてくれます。

本書の題名と、辞表を手に前を見据える、やる気サラリーマンの表紙のイラストが本書の中身を良く物語っています。よくできた表紙だと思います。編集された方グッジョブ。

本書の帯には「転職は難しい。こうなったら自分でやるしかない!」そう、自分の人生。自分がやらねば誰がやるのだ!

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前半は退職前の心構え、会社に席がある間にやっておくべきこと、そして会社の辞め方が簡潔に説明されています。

退職後、個人で仕事をするという本なので、退職してからのハローワークの利用方法、失業給付金の説明は、ほとんどありません。ただ、退職後、今後の進路を何も決めていないという人は、ハローワークへ行きなさいと指導してくれます。

 失業保険の支払い条件等は毎年微妙に変わることがあるので、最新の情報にも注意が必要です。 

会社を辞める際の様々な手続きや、ハローワークの利用の仕方、保険や年金の問題など、具体的にどうするのかについては別の書籍で知識を補う必要があります。また、実際にハローワークに足を運んでみるのもいいかもしれません。

 この本は、フリーランスや個人事業主になるにはどのようなことをクリアしていけばよいのか、その大枠を知るには最適な本だと思います。融資の受け方や、仕事をする上での経理や税金のしくみ、節税方法などについても知ることができます。

フリーランスや個人事業主に対して、夢見がちな思いを持っている人は一読されるとよいと思います。現実的にこれからどうすればよいのか? そのとっかかりをつかむことができます。