自分方位研究所

日々の活動記録

「超」独学法

私は学校がどうも性に合わず、大学浪人中も、予備校に席を置いてはいましたがほとんど行かず、授業料を出してもらっていた親には申し訳なかったのですが半ば在宅浪人でした。それで成果は出たのかというと、これは何とも・・・。

という過去の経緯もあり、今回、「超」独学法 なる本を手にとり、独学のノウハウがこんな新書一冊でお手軽に学ぶことができるのか!と多いに期待し、読み進めたのであります。
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読了しました。

本書が対象としているのは、学校へ行かないと知識は身に付けられないと考えている人。英会話教室など、社会人向けの学校に行くべきか迷っている人に向けて書かれた本なのでした。

歴史上の有名人の独学による勉強の紹介。シュリーマンやエジソン、リンカーン。ラマヌジャン・・・等の勉強方法についても紹介されています。

 

身につけたい知識や技能は人それぞれなので、それを学校に頼ってしまうと、自分には必要のない知識まで貴重な時間を使って学ぶことになる。

学校へ行けばカリキュラムは決められており、そのとおりに学習していけばよいが、授業料を払って教室に通うより、自分でカリキュラムを作成して、自分で考えて勉強しなさいと説いている。
授業に出ても受け身の状態では何一つモノにならないと。

 やみくもに独学しろというのではなく、学校のよい点、独学のよい点を比較しつつ、独学の良さについて教えてくれます。

学校の良いところ。勉強を強制される。学生間の交流、競争による人的ネットワークの構築など。これは独学では難しい。

 独学に向かないものもあるのは事実。医学、工学などの設備が必要な分野。そして、実技が必要なもの。

 

大変興味深く読みましたが、私のように学校はイヤ、自分でやる。と考えている者にとっては少々物足りないのでありました。

独学の方法についても、それなりにページを割き、やり方を説明されていますが、より具体的な「学習方法」について知りたい方は、著者の「超」勉強法 を読むことをおすすめします。

それでも本書を読むことにより、独学の可能性について光が見えてくると思います。