自分方位研究所

日々の活動記録

「時間の使い方」を科学する 一川 誠 著 PHP新書

時間の使い方が下手過ぎ、気がつくと一日が終わっているというのが毎日のパターン。どうにかならないものかなと悩んでいたところ、時間についてユニークな考え方をしている本を見つけましたので紹介します。

「時間の使い方」を科学する 一川 誠 著 PHP新書


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気合で乗り切れ的な、やる気を注入する本ではありません。読後にやる気が出るものでもありません。
ただ、なんでいつもこうなるのかという理由が、題名のとおり、「科学的」に説明されており、これからの自分の活動のやり方に活かしていくことができるようになると期待できます。

主な内容としては

  • 体感的時間の長さを制御する。制御できないまでも、どうして時間が経つのが早く、または遅く感じるのか。子供のときは一日または1年が長く感じたのはなぜか。
  • 問題を先送りしてしまう理由。
  • 締め切りが近づかないとエンジンがかからない理由。
  • 面倒な作業をする前に、他のことをしたくなる。普通ならやらないようなことを、楽しんでやってしまう理由。
  • 物事を始めるのに「重い腰」を軽くする方法
  • サンクコスト(埋没費用)が発生したときの対処方法。
  • 楽しみなことも、近づくと億劫になる理由。
  • サマータイム制度に対する考察。

など・・・

最近話題のサマータイムについては、どちらがいいんだろうなぁとあまり深く考えていませんでしたが、本書を読んで考えを新たにしました。日本での実施が過去何度も立ち消えになった理由もわかったような気がします。

 

全体的に、実際に直面している問題に対する完璧な回答というよりも、対処するための道筋をつけてくれているという感じです。知っておくと、達成したい目標とそのスケジュール立案において、計画倒れにならないヒントが見つかると思います。