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バーバラ・シェール著 本当に好きなことをして暮らしたい! (VOICE新書)
第6章。あなたを引き止めるものの正体 (後編)
「抵抗」に打ち勝つのは「欲求」
変わったことをせずに、何もせずにいた方が生き延びられるのだけれど・・・
大昔からそうなのだけど、お腹がすいたらどうなるか。
いくらじっとしていた方が安全だからといっても、空腹ではじっとしていられません。
食べ物を手に入れなければなりません。動かざるを得ない。
これは今も大昔もかわりません。
この原理を応用して、「抵抗」に打ち勝ちます。
自分がやりたいことを「欲求」レベルに落とし込むのです。
その手順。
始めからいきなり派手に取りかかり、面白いからといって何時間もやると、翌日から「抵抗」の抵抗に会います。つまり、やる気がなくなるとか、時間がないとか・・・
そしてやらなくなります。
これを防ぐには「抵抗」が出ないようにするには
「少しの量」から始める。本当に少しです。1分とか。30秒とか。
何かやろうとすると、「時間が無い」とか言い訳が出てくるので、言い訳ができないくらいの短時間。
これくらいならすぐ行動できる、やれるぞ。という時間だけやってみる。
自分にとって、その時間はどのくらいなのかを見極める。
例えば、英語単語の暗記。単語1個読んで、日本語訳を確認。10秒。
これが毎日できる限界だと感じたら、毎日10秒だけ、これをやる。
「えーー。10秒じゃ全然たりないよ」と言って、いきなり30分~1時間続けたりすると、翌日には、できない理由、言い訳がゴマンと出てきます。
「抵抗」に打ち勝つのは「欲求」
英単語の勉強、「やりたい!」「やらずにはいられない」と思えるようになるまで、毎日10秒を続ける。馴れてきたら少しずつ増やしていくのもいいかもしれない。
但し、急速に増やすのはだめ。「抵抗」が出てくるので。
こうして、毎日英単語の勉強をすることが楽しくなる状態まで持っていきます。
この「楽しめる」状態が大切。
いや~、こんな悠長なことをしていたら、試験に間に合わないよ!短期決戦。毎日1時間はやるよ!・・・
さて、これで毎日続けば・・・それができるならそうするのがいいですね。
毎日10秒と毎日1時間じゃ、360倍の開きがあります。一日10秒の勉強を1年間継続してようやく1時間勉強したことに。
ただ、ずっと10秒間でいくのではなく、もうちょっとできるなと思ったらその分時間を増やしていけばいいのです。
増やしすぎると、また、忙しい、時間がない・・・となってしまうので、毎日継続できる範囲で増やしていく。
要するに、英単語の勉強が「欲求」になるまで「短時間」の勉強を繰返します。
やることが楽しみになり、「欲求」になってしまえば、欲求に従い実行するだけです。
空腹なら、ご飯が食べたい。
寝る前に英単語を覚えたい・・・